出雲大社の御分御霊として
大社神社は、島根県出雲市にある「出雲大社の御分御霊」です。
境内には、出雲大社の主祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)、親しみを込めて「大国様」と呼ばれる神様の石像「身代わり大国様」がお祀りされています。
【身代わり大国様】
柄杓(ひしゃく)を使って水をすくい、大国様にかけてお参りください。
ご自身の身体の不調な部分と同じ場所に水をかけると、ご利益が期待できるといわれています。
また、大国様を正面から拝むと、ちょうど島根の出雲大社の方角に向くように設置されていますので、遠く離れた地からの「遥拝(ようはい)」も叶います。
当神社の創祀と歴史
社伝によれば、平安時代の中頃、この三河国の国司であった大江定基(おおえのさだもと)が国の安泰を祈念し、出雲大社から大国主命の分霊を迎え入れたのが大社神社の始まりとされています。
合わせて、三河国中の諸社の神々も祀られたと伝わります。
神社が所蔵している1400年奉納の大般若経典書には、「奉再興杜宮大社大神奉拝600年」との記載があることから、天元・永観(978年〜985年頃)以前よりこの地には何らかの堂宇が存在し、そこへ改めて出雲より大国主命を迎え、神社造営をしたものと考えられます。
時は下り、江戸末期の慶応元年(1865年)には、第十四代将軍・徳川家茂公が長州征伐に際して大社神社に戦勝祈願に立ち寄り、その際に奉納された短刀が今も社宝として伝わっています。
明治5年(1872年)には、国府村の総氏神となり、地域の人々の篤い信仰を集めて現在に至ります。
古図に見る大社神社
古くから伝わる絵図には、当時の神社の様子や周辺の村々の姿が詳細に描かれています。
※ 画像をクリックすると拡大表示されます。
かつての境内図。本殿を中心に、八幡宮や住吉神社などが配置されていた様子が分かります。
江戸時代の国府村周辺図。東海道や国府陣屋と共に当社が描かれています。